野イチゴ運動に関連し、台湾の学界による声明を翻訳しました。
原文:http://www.tahr.org.tw/files/scholar.pdf
「国家暴力へ抗議し、座り込みの学生へ声援を送ります」― 台湾学界による連署声明
私たちは大学および学術機構に在職する教師と研究員の集まりです。先日、馬政府が治安維持を名目とした制度的な国家暴力を用い、不法侵入および人民の基本的人権への恣意的な抑圧を行った事実に対して、私たちは憤りを感じています。私たちは人民の意見表明の自由と集会結社の権利への保障は、台湾のデモクラシーにおける最低ラインであり、譲歩することはならないと考えます。党派の相違と政治利権の争いをもって、憲法が保障するところの基本的人権を曖昧にすることは、台湾のデモクラシーを甚だしく損ねるものです。
私たちは今回学生が自発的に集まり、政府による人権と公民権への不当な侵害に対して、行政院および自由広場にて抗議を行ったことを支持するものです。このたびの行動は、二~三十年にわたり台湾の青年が党派を問わず基本的人権を擁護してきた努力を引き継ぐものです。正にこれらの努力があったからこそ、往年のさまざまな人権侵害の悪法が改修または廃止され、デモクラシーの果実が1990年代の台湾にて花開くことにつながりました。
私たちの心を痛めた点は、この「デモクラシー」と「人権」が当然であると見なされている時代において、人権保障の後退と警察の権力濫用に抗議する学生たちに対して、違憲である集会デモ法に依った強制排除が実施され、私たちの目の前で一人一人と連れ去られていったことです。本件に関して、我々は馬英文総統、劉兆玄院長に対して最も厳重な抗議を行わなければなりません。
私たちの要求は以下のとおりです:
一、座り込みを行う学生に対しては、公民としての言論と表現の自由を充分に保障し、学校側は妨害または処罰してはならない。
二、警察による国家暴力の濫用と人権侵害の行為に対して、法務部、監察院及び関連機関は調査を実施し、迅速に結果を公表し、また行政責任と法律責任を追及すべきである。
三、関連する方針を定め、命令を下した政府指導者に対して、司法、立法、監察機関はその政治責任と法律責任を追求すべきである。
四、違憲である集会デモ法を直ちに改修し、人民の言論、集会、結社の自由に対する保障を確実なものとするべきである。
2008年11月19日水曜日
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